「インド太平洋」で抑止を強めよ   

ヴァンダービルト大学名誉教授 ジェームス・E・アワー氏(寺河内美奈撮影) 中国こそ中長期にわたる深刻な懸念だ 安倍晋三首相の決断による10月の衆院総選挙と、ドナルド・トランプ米大統領の11月のアジア訪問が成功であったかどうかはさておき、私の見ると…

"Aguas Indo-Pacífico”, por lo que fortalecerán la estrategia de disuasión

James E. Auer 8.dic.2017está extraido de la Columna “Justicia (seiron)” Diario “Sankei-Shinbun” Japón. Traducción castellana es transtoria por yjkk. China sí que esto es la gran preocupación de medio a largo plazoAdemás de si la elección g…

世界の電気自動車化の動きにアラート!

後退したとはいえ、日本はまだ先進国の一員である。我々もそれを自明のこととして安逸な生活を送っているはずだ。すくなくともアジア諸国の中においては、それは揺るぎないことだと思っている、あるいはそうゆうビジョンに浸っている。これは戦後の歴史観に…

「おぎん」: 日本民族の精神的岩盤を描いた芥川作品

ここに紹介する芥川龍之介作「おぎん」は、江戸時代初期の長崎キリシタンの「転び」を扱った小品である。近年、芥川の作品が英語による文学の世界で、注目されているという。そのいわれは、今一つ納得がいかないが、この傾向は決して悪いことではない。思う…

「ガン撲滅運動」:その一面性と危険性

医学あるいは健康にまつわる社会的なキャンペーンは、何かファッショ的な性向を有している.各人の選択の意志を無視して、押しつけ的強制が背後にあると感じるのである。つまり「空気」をまかれるのであるが、それになかなか抵抗できないのは、我々が容易に…

足を地につけ、大きな戦略を掲げて前進しよう

安倍第三次内閣の顔ぶれが発表された。その主要閣僚の顔ぶれに接するにつけ、何か不安を覚えるのだが、心躍るようなことはまったくなかった。今や、安倍晋三の「敵」は、政界にあるのではない、もちろん民進党でもなければ都民ファーストでもない。ニセモノ…

嗅ぎ煙草(snuff)

■私は、太古の昔から「愛煙家」である。愛煙家というこのことばが好きだ。スペイン語では、普通の喫煙家のことをfumador といい、いささか度をこしたタバコ愛好者をtabaquistaという。私は後者の範疇に属するようだ。とくにニコチン中毒と言うわけではない。…

現代社会のパラダイムチェンジ

パラダイムシフトは、国際政治の面から見れば、すでに1990年代から、理想社会を目指すべきだった社会主義体制の崩壊から始まっていた。思想的土台が大転換したにも関わらず、人々の社会的潮流はなかなか方向転換の舵を切らなかっただけである。あれからもう2…

泉 靖一氏、『秘境西域八年の潜行』を評する

西川氏の『秘境西域八年の潜行』には様々な版があることをすでに述べたが、本日、私ははじめて、1972年刊行の芙蓉書房版を手にすることができた。これは上下二冊のハードカバーであリ、これがすべての版の初版になっている。そして、この初版本には、七名の…

ラサとククノール(青海湖)にまつわる伝説

現在中華人民共和国と呼ばれる支那の西域の話しである。西域には大きな砂漠が2つあり、モンゴルに近いゴビ砂漠、さらにその西の中央アジアにあるタクラマカン砂漠である。その中間地帯はあまり馴染みがないかもしれないが、モンゴルとチベットをつなぐ高原地…

GHQ史観から自由だった諜報員が敗戦国日本を語る

■ 最近の読書は、西川一三著「秘境西域八年の潜行」(中公文庫)である。この著作は、様々な版が存在するが、文庫本3分冊ものが一番完全で読みやすい。これは紀行モノのカテゴリーに属する。僕は、紀行モノが好きだ。小説とは異なりノンフィクションのところ…

アンデスに関する市民講座を開講

[:550]

流れる風景

乗り物から、カメラを風景に向けると風景は流れて映る。写真としてはデキが悪いものと思われてきた。しかし、カメラマンの立ち位置が映像に写し込まれていると考えれば、それはそれとして捨てがたい。 南満州鉄道の列車からハルビン近くで。 自動車の車窓か…

村の氏神さまに新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。 今年もいい年になりますよう、お祈り申し上げます。ところで、今住んでいつところは、1970年代はじめ頃まで東京都西多摩郡柚木村とよばれていたそうだ。その後、多摩ニュータウン構想にのって団地群が広がり、景観が一変し…

多摩丘陵の秋景色

今住んでいる東京郊外、多摩丘陵の秋景色。自然の色彩は私たちをわくわくさせる素晴らしいものだと思います。 これだけは、明治大学和泉キャンパスの中の風景です。 晩秋になると、柿の実が丸裸になっていて人目を引きます。人だけではなく小鳥も柿の木に集…

縄文文化は、北国でどう生き続けたか (1)

■ はじめに 九条改正を含めた憲法議論は、今の日本では、重要問題になっていることは確かであろう。しかし、その取扱は、社会的あるいは政治的正義の論争と、学問的な議論の問題は次元を分けて語る必要がるが、必ずしもそうなっていない。その問題の一端は、…

興味深いアイヌ昔話

はじめに 久しぶりに、記事を書きます。ここのところ、アイヌ関連の文献を暇に任せてよく読みます。アイヌ民話には特に、興味を持っています。それは一言で言えば、先住民と、場合によっては征服者ともなる渡来人とのせめぎあい、あるいは協力関係などがうま…

11月, 雪...

11月だと言うのに、東京に雪が降りました。先週のことです。思い起こせば、東京の早雪はクリスマス前ぐらいでしょうか、確か大学生だった頃そうゆう降雪を経験しています.しかし、大体1月に入ってからが東京では雪を見るのが普通でした。 そう言う意味では…

警察権限の拡大とファシズムの足音

日本社会を確実に萎縮させるものは、警察・検察権力の肥大化だと、言い切ることができる。マスコミも、特に日本の御用マスコミは、警察・検察には批判の矛先を向けることができない。この権力は一度肥大化すると、国民はもとより、立法を司るはずの政治家も…

田中宇のわかる国際ニュース解説: 米国凋落の歴史と欧州・極東の未来図

■■ 既成マスコミから自由なジャーナリストのうち、最近注目している人物に田中宇と青山繁晴がいる。青山氏は、僕のお気に入りだ。筋金入りのジャーナリストであり、現場主義に徹底している。ニュースの核心は必ず、人にあって入手してくる、その人が世界のど…

ジョン・バチェラーの「アイヌ・英・和辞典」

■■ついに購入 前々から欲しかったが、ちょっと高価で手が出せなかった本に、アイヌ語辞典があった。2種類のアイヌ語辞書を所持しているが、どうしてもバチェラー「アイヌ・英・和辞典」が欲しかった。しかし、定価が2万7千円程度とちょっと高い。そこで、W…

ジョン・バチェラーの「アイヌ・英・和辞典」

■■ついに購入 前々から欲しかったが、ちょっと高価で手が出せなかった本に、アイヌ語辞典があった。2種類のアイヌ語辞書を所持しているが、どうしてもバチェラー「アイヌ・英・和辞典」が欲しかった。しかし、定価が2万7千円程度とちょっと高い。そこで、W…

shiri an pa kamui 2

■はじめに 日本はもちろん単一民族国家ではない。聖徳太子の「和をもっと尊しとなす」という精神も、対立と戦乱のある現状を打開するための精神であったというべきだろうし、その精神に基づいて、渡来人の国家である大和朝廷の統治が、西日本では功を奏した…

宮沢賢治の「なめとこ山の熊」

■ はじめに 宮沢賢治、傑出した詩人だと思う。私は大学生だった頃、賢治の作品を何度も読もうとした。しかし、そのたびに納得のいく理解に到達せずに終わった気がする。「春と修羅」という詩集がそうであったように、小学生の頃から読んだいわゆる彼の「童話…

福島に「被ばく者手帳を」 医療補償求め市民団体発足

2016年3月31日 「東京新聞」朝刊 東京電力福島第一原発事故の被災者向けに「被ばく者手帳」を国に交付させ、医療や健康診断を無料で受けられるようにしようと、「福島に被ばく者手帳を作る会」が設立された。四月十六日午後一時からビッグパレットふくしま(…

思考の脱植民地化

近年私が取り組んできていることは、ラテンアメリカで発信され始めた”Decolonización de los saberes ” ということなのだが、これが、地元でもなかなか理解されない。これはもちろん、中南米でのインデオ、北米に範囲を広げたとすると、アメリカンネイテイブ…

多摩丘陵の散歩道 - 秋

Caminos de paseo favoritos, otoño 10月後半は、よく深い霧に閉ざされる。それは早朝だけで、太陽がのぼると雲散霧消する。 Por fines de octubre, alrededores se extiende una niebla densa igual que Lima del invierno, pero al salir el sol desaparec…

田園生活の風景 − その6

絵画のような紅葉写真 東欧、北米とりまぜて

shiri an pa kamui

はじめに 柳田国男、日本に学問的水準に耐えうる民俗学を打ち立てた稀有な人物である。彼の著書に著名な「遠野物語」がある。その初版(1910年)は限定出版であったが、それ以降、柳田自身の編集で版を何度も重ねて、彼の主著の一つになった。この書の第一行…

お知らせ

しばらく休んでおりました。これからも暫く休む予定です。 仕事と生活が現在多忙を極めていることと、考え方を練り直したいと思っていることが主な理由です。「充電中」...近況報告は、facebook <Kobayashi Katoh Yoshiki>に引き続き掲載中です。こちらもち…

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