武田邦彦氏、環境省に激怒する

福島原発事故に関して、またも環境省とTEPCOとの癒着が明るみに出た。
事実関係は、以下の「福島民報」の7月3日の県内ニュースによって知ることができる。

楢葉で高線量破片 がれき処理作業中に発見 毎時3.4ミリシーベルト

 東京電力は2日、楢葉町で行われた震災がれき処理作業中に、表面の放射線量が毎時3・4ミリシーベルトの物質が見つかり、環境省から放射性物質の調査依頼を受けたと発表した。
 東電によると、長さ約3センチ、幅約1・5センチ、厚さ約0・5センチの破片状の物質で、比較的、軟らかいという。6月20日、環境省が避難指示解除準備区域内の楢葉町の井出川河口付近で実施した作業中に見つかった。
 環境省は、放射性物質東京電力福島第一原発事故に起因して付着した可能性が高いとみて、東電に調査を依頼した。1日、調査を実施する福島第一原発に搬入された。

( 「福島民報」 2013/07/03 09:43 )


このニュースだけからは、ことの本質ははっきりしない。このニュースの対する武田邦彦氏の怒りを込めたコメントを聞くと、何が問題なのか解ってくるはずである。音声ファイルの合わせて聞くことをお勧めする。


東電、無主物を持って行く!
「tdyno.300-(5:10).mp3」をダウンロード
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2013年7月3日、またしても日本人の社会とは思えないニュースが流れた。ここまで来ると、もう自民党ではダメかも知れない。日本列島は「不正列島」になってしまう。

福島第1原発から、およそ15kmの福島・楢葉町で表面の放射線量が高い物質が見つかった。見つかった物質は、長さは3cm、幅は1.5cmほどで、6月の環境省の調査で見つかったので付近では毎時3.4ミリシーベルト(mSv)の放射線量が確認された。これを環境省(東電の下請け役所)が東電に渡したという。東京電力は、何らかの形で福島第1原発から出た可能性が高いとみている。」

環境省はダメな役所だからこんなこともするが、福島の裁判を勉強していない。2011年、ある福島のゴルフ場が東電の福島原発の爆発物のために線量が上がって営業が大打撃を受けたということで訴訟したら、東電が「空から降ってきたものが我が社のものか不明だ。無主物だ」と主張し、御用裁判所もそれを支持して、ゴルフ場は泣いた。

ゴルフ場に降った放射性物質が無主物なら、これも無主物だ。環境省は東電のものでもないものを、さすが癒着していて東電に渡している。決定的な証拠が出てくるからだろう。

東電に渡してしまったので、もっとも危険なこと・・・たとえばストロンチウムプルトニウムの塊であっても、すべては闇の中に入ってしまった。それが環境省と東電の作戦だろうけれど。

検察は直ちに無主物を回収すべきだ。

(平成25年7月3日)

武田邦彦

http://takedanet.com/2013/07/post_fb94.html










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