「秘密保護法」だけは、断じて成立させてはならない!(2)


ここに、小沢一郎「生活の党」党首のものと言われる、秘密保護法案に反対する基本テーゼがある。本質的な論点をうまくまとめたもので、私の見方ともほぼ一致している。

実は初沢克利氏のface bookに掲載されたものであり、そっくりそれを拝借している。小沢氏がどこでこれを語ったのか、あるいは文書形式のものがあるのか、今のところ定かでないが、小沢氏の主張に間違いないと思われる。そのことは、以下に引用する定例記者会見での同党首の発言からもうかがえる。

例によって、既成マスコミはこれを一切取り上げないが、小沢氏のぶれない態度が実に頼もしい。彼が、民主主義を目標に掲げる原理主義者であるゆえんである。


小沢一郎特定秘密保護法について (反対の趣旨を要約する。)
1) この法案は国民の生活や言論を制約し脅かし、日本社会を変質させてしまうほど危険性の高いものだと思います。したがって、いま野党の修正協議という話も出ていますが、法案の根本的な骨格を変えるものでない限り、わが党が修正という形で妥協することはあり得ません。

2) 政治家ではなく官僚が政治・行政をリードしている日本でこの法案が成立すれば、政治主導の方向にますます逆行して、官僚が全権を握り強権的に国民を支配する全体主義国家になる危険性があります。

3) 法案では大臣が特定秘密を指定するとしていますが、それは現実的に無理です。すべて官僚が秘密指定リストを作って、大臣はハンコを押し、追認するだけになると思います。最終的に警察・検察国家になる危険性がある。

4) 官僚が政治・行政をリードしている日本でこの法案が成立すれば、政治主導の方向にますます逆行して、官僚が全権を握り強権的に国民を支配する全体主義国家になる危険性があります。法案では大臣が特定秘密を指定するとしていますが、それは現実的に無理です。

5) すべて官僚が秘密指定リストを作って、大臣はハンコを押し、追認するだけになると思います。最終的に警察・検察国家になる危険性があるこの法案を推進する政治家は、自ら自分の首を絞めているようなものだと思います。

6) 広範囲に特定秘密を設けるのはよくない。それより何より、官僚が、今以上に、強権的に国民をコントロールするという社会になる。日本は、今でも民主主義国家じゃないけれども、ますます、官僚支配の全体主義国家になっちゃう。そこが一番怖いところです。(壺井須美子。)



data-1
【2013年11月11日】小沢一郎代表 定例記者会見

https://www.youtube.com/watch?v=DQdCoEf0jNs&feature=player_detailpage#t=25



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天木直人のブログ」より

2013年11月15日
特定秘密保護法案の修正を迫る野党は法案成立の加担者である

 ここに来て、民主党みんなの党特定秘密保護法案の修正を安倍自民党に迫って存在感を見せようとしている。

 しかしこれほど馬鹿げた動きはない。

 なぜか。

 それはこの法案が修正の余地のない欠陥法であるからだ。

 たとえどの様に修正しようとも、その解釈や運用は最後は官僚任せになる事は防げないからだ。

 そしてこの法案が野党の修正の下に成立すれば、その責任は野党も負わされることになる。

 要するに特定秘密保護法案の修正を求めるということは、その法案成立に加担するということだ。

 この法案は安倍自民党政権とそれに加担する公明党による強行成立か廃案しかない。

 そしてたとえ安倍自民党政権や公明党が成立を強行しても、この法案の間違いは、法案が発効し、適用される時点であらためて明らかにされることになる。

 あらゆる問題が噴出して機能しなくなる。

 それほど法案の体をなしていない欠陥法案であるのだ。

 愚かな安倍自民党政権とそれに追従する公明党に強行させればいいのだ。

 修正を求めて法案成立に加担することほど愚かな事はない。

 もっとも民主党みんなの党は、この法案の趣旨に賛同し、情報規制を強化するなんらかの法案は必要だなどと言っている隠れ賛成論者であるから、何をかいわんやである(了)

http://www.amakiblog.com/archives/2013/11/15/#002770



data-3 (追加)

TVジャーナリストらによる「特定秘密保護法案」反対会見【2013/11/10】

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=Er2xv9ICpBc#t=67


呼びかけ人有志: 田原総一朗鳥越俊太郎岸井成格田勢康弘大谷昭宏金平茂紀青木理
日本のTVジャーナリストの中核を担う面々が、やっと重い腰を上げ始めた。遅い! この国の劣化したジャーナリストの中では、ましなほうかもしれないが、国民に対して「前衛」意識が相変わらず過剰であるにもかかわらず、これに命をかけるという姿勢は見られない。
しかし、やらないよりましだともいえる。聞いてみる価値はある。しきりにこの反対会見はファースト・ステップにすぎないことを強調しているが、さてどうなるか。そうであることを望むが...。

(追)
YouTubeの貼り付けができませんでしたので、文字起こしを貼り付けます。そこまでする必要が或るだろうか、と思いましたが、「みんな楽しくHappy♡がいい♪」さんより拝借いたしました。女性でないとこのような文字起こしという労多い作業はできないでしょう、さすがです。

文字起こし--みんな楽しくHappy♡がいい♪ 2.txt 直
ブログ「みんな楽しくHappy♡がいい♪ 2011年3月11日。その後私は変わりました。」より
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3398.html
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3399.html







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