2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「おぎん」: 日本民族の精神的岩盤を描いた芥川作品

ここに紹介する芥川龍之介作「おぎん」は、江戸時代初期の長崎キリシタンの「転び」を扱った小品である。近年、芥川の作品が英語による文学の世界で、注目されているという。そのいわれは、今一つ納得がいかないが、この傾向は決して悪いことではない。思う…

「ガン撲滅運動」:その一面性と危険性

医学あるいは健康にまつわる社会的なキャンペーンは、何かファッショ的な性向を有している.各人の選択の意志を無視して、押しつけ的強制が背後にあると感じるのである。つまり「空気」をまかれるのであるが、それになかなか抵抗できないのは、我々が容易に…

足を地につけ、大きな戦略を掲げて前進しよう

安倍第三次内閣の顔ぶれが発表された。その主要閣僚の顔ぶれに接するにつけ、何か不安を覚えるのだが、心躍るようなことはまったくなかった。今や、安倍晋三の「敵」は、政界にあるのではない、もちろん民進党でもなければ都民ファーストでもない。ニセモノ…

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