「ウクライナ紛争」下の今,東アジア情勢を軍事的に考える
最近とみに活動的になってきた茂木誠氏が、元陸上自衛隊司令官・用田閣下と対談し、それを氏のYouTube「もぎせかチャンネル」 に掲載して、それが話題になっている。その対談はかなりの長時間で、5部構成になっている。以下を参照。
- ロシア軍の用兵はモンゴル式/用田陸将に聞く01 https://www.youtube.com/watch?v=81FkLvZCVNs&t=92s
- 「民間防衛」の現実/用田陸将に聞く02
https://www.youtube.com/watch?v=QCwd8HCVgDg&t=324s
- ロシア核使用の可能性、台湾沖縄危機/用田陸将に聞く03
https://www.youtube.com/watch?v=xKerZVkYttA
- 中・朝・露3正面作戦に直面する日本/用田陸将に聞く04
https://www.youtube.com/watch?v=ztKaKN1d5dM&t=475s
https://www.youtube.com/watch?v=SA18jM7VEYU&t=2s
用田氏の解説と提言は、日本の軍事戦略の指揮をとってきた者として当然のごとく、実態に即して極めて客観的であり、明快である。さらに、将来を見通して、閣下は情報収集と研究に余念がなく、近未来へのヴィジョンを披歴してくれている。お花畑に染まった一部の国民は別としても、マスコミでXX専門家を名のる識者の間では、右左の陣営を問わず、本心ではあきらめムードが漂よっている対中防衛戦略...。とりわけ、極最近、中国の軍当局が、核による先制攻撃をしない国のリストから日本を外すと発表したことは、大きなダメージを与えている。この難問に対して、閣下は実現可能な方策を披歴してくれている。とくに、第5部は、必見であろう。
司会の茂木氏が、明るい表情でコメントしたように、日本にはまだまだ方策は残されているし、あきらめる必要はないのではあるまいかと思わせた。もちろんその前に、対決しなければならない日本政界の泥沼状態が横たわっており、まず、早急にそれを解決していかなければならないだろう。
用田氏の提言に対して、私自身の考えを述べる準備はまだできていない。氏の提言を何度も咀嚼し、検討し、自分なりの考えを持ちたいと思う。
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以下、5部構成のうち3-4-5部を掲載します。