2016-01-01から1年間の記事一覧

多摩丘陵の秋景色

今住んでいる東京郊外、多摩丘陵の秋景色。自然の色彩は私たちをわくわくさせる素晴らしいものだと思います。 これだけは、明治大学和泉キャンパスの中の風景です。 晩秋になると、柿の実が丸裸になっていて人目を引きます。人だけではなく小鳥も柿の木に集…

縄文文化は、北国でどう生き続けたか (1)

■ はじめに 九条改正を含めた憲法議論は、今の日本では、重要問題になっていることは確かであろう。しかし、その取扱は、社会的あるいは政治的正義の論争と、学問的な議論の問題は次元を分けて語る必要がるが、必ずしもそうなっていない。その問題の一端は、…

興味深いアイヌ昔話

はじめに 久しぶりに、記事を書きます。ここのところ、アイヌ関連の文献を暇に任せてよく読みます。アイヌ民話には特に、興味を持っています。それは一言で言えば、先住民と、場合によっては征服者ともなる渡来人とのせめぎあい、あるいは協力関係などがうま…

11月, 雪...

11月だと言うのに、東京に雪が降りました。先週のことです。思い起こせば、東京の早雪はクリスマス前ぐらいでしょうか、確か大学生だった頃そうゆう降雪を経験しています.しかし、大体1月に入ってからが東京では雪を見るのが普通でした。 そう言う意味では…

警察権限の拡大とファシズムの足音

日本社会を確実に萎縮させるものは、警察・検察権力の肥大化だと、言い切ることができる。マスコミも、特に日本の御用マスコミは、警察・検察には批判の矛先を向けることができない。この権力は一度肥大化すると、国民はもとより、立法を司るはずの政治家も…

田中宇のわかる国際ニュース解説: 米国凋落の歴史と欧州・極東の未来図

■■ 既成マスコミから自由なジャーナリストのうち、最近注目している人物に田中宇と青山繁晴がいる。青山氏は、僕のお気に入りだ。筋金入りのジャーナリストであり、現場主義に徹底している。ニュースの核心は必ず、人にあって入手してくる、その人が世界のど…

ジョン・バチェラーの「アイヌ・英・和辞典」

■■ついに購入 前々から欲しかったが、ちょっと高価で手が出せなかった本に、アイヌ語辞典があった。2種類のアイヌ語辞書を所持しているが、どうしてもバチェラー「アイヌ・英・和辞典」が欲しかった。しかし、定価が2万7千円程度とちょっと高い。そこで、W…

ジョン・バチェラーの「アイヌ・英・和辞典」

■■ついに購入 前々から欲しかったが、ちょっと高価で手が出せなかった本に、アイヌ語辞典があった。2種類のアイヌ語辞書を所持しているが、どうしてもバチェラー「アイヌ・英・和辞典」が欲しかった。しかし、定価が2万7千円程度とちょっと高い。そこで、W…

shiri an pa kamui 2

■はじめに 日本はもちろん単一民族国家ではない。聖徳太子の「和をもっと尊しとなす」という精神も、対立と戦乱のある現状を打開するための精神であったというべきだろうし、その精神に基づいて、渡来人の国家である大和朝廷の統治が、西日本では功を奏した…

宮沢賢治の「なめとこ山の熊」

■ はじめに 宮沢賢治、傑出した詩人だと思う。私は大学生だった頃、賢治の作品を何度も読もうとした。しかし、そのたびに納得のいく理解に到達せずに終わった気がする。「春と修羅」という詩集がそうであったように、小学生の頃から読んだいわゆる彼の「童話…

福島に「被ばく者手帳を」 医療補償求め市民団体発足

2016年3月31日 「東京新聞」朝刊 東京電力福島第一原発事故の被災者向けに「被ばく者手帳」を国に交付させ、医療や健康診断を無料で受けられるようにしようと、「福島に被ばく者手帳を作る会」が設立された。四月十六日午後一時からビッグパレットふくしま(…

思考の脱植民地化

近年私が取り組んできていることは、ラテンアメリカで発信され始めた”Decolonización de los saberes ” ということなのだが、これが、地元でもなかなか理解されない。これはもちろん、中南米でのインデオ、北米に範囲を広げたとすると、アメリカンネイテイブ…

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