光が映し出した人影 - 長崎にて

光は影を作る。しかし光が翳ると、陰もなくなるものだ。しかし、無くならない陰もある。それはあまりにも光が強すぎて、写真のように瞬間の動作を閉じ込めて残すことがある、つまり、陰を焼き付けるのである。そのような光は、現実的には原子爆弾の光線しか…

アフガニスタンが今や「一帯一路」対「インド太平洋」の焦点になっている

近日アフガニスタンの高官が日本を訪問した。産経新聞が彼にインタビューをしている。以下はその記事である。 「アフガン含む回廊をインド太平洋戦略に」 アフガン外務副大臣インタビュー 訪日中のアフガニスタンのナシル・アハマド・アンディシャ外務副大臣…

H.G.ポンティング(英国写真家)の見た日露戦争

「この世の楽園・日本」(In Lotus Land, Japan 1910)というややオーバーなタイトルの本がロンドンで出版された。100年以上前のことである。筆者は著名な写真家で有り、失敗に終わったスコット大佐の第二次南極探検に記録写真担当として同行した人物である…

「インド太平洋」で抑止を強めよ   

ヴァンダービルト大学名誉教授 ジェームス・E・アワー氏(寺河内美奈撮影) 中国こそ中長期にわたる深刻な懸念だ 安倍晋三首相の決断による10月の衆院総選挙と、ドナルド・トランプ米大統領の11月のアジア訪問が成功であったかどうかはさておき、私の見ると…

"Aguas Indo-Pacífico”, por lo que fortalecerán la estrategia de disuasión

James E. Auer 8.dic.2017está extraido de la Columna “Justicia (seiron)” Diario “Sankei-Shinbun” Japón. Traducción castellana es transtoria por yjkk. China sí que esto es la gran preocupación de medio a largo plazoAdemás de si la elección g…

世界の電気自動車化の動きにアラート!

後退したとはいえ、日本はまだ先進国の一員である。我々もそれを自明のこととして安逸な生活を送っているはずだ。すくなくともアジア諸国の中においては、それは揺るぎないことだと思っている、あるいはそうゆうビジョンに浸っている。これは戦後の歴史観に…

「おぎん」: 日本民族の精神的岩盤を描いた芥川作品

ここに紹介する芥川龍之介作「おぎん」は、江戸時代初期の長崎キリシタンの「転び」を扱った小品である。近年、芥川の作品が英語による文学の世界で、注目されているという。そのいわれは、今一つ納得がいかないが、この傾向は決して悪いことではない。思う…

「ガン撲滅運動」:その一面性と危険性

医学あるいは健康にまつわる社会的なキャンペーンは、何かファッショ的な性向を有している.各人の選択の意志を無視して、押しつけ的強制が背後にあると感じるのである。つまり「空気」をまかれるのであるが、それになかなか抵抗できないのは、我々が容易に…

足を地につけ、大きな戦略を掲げて前進しよう

安倍第三次内閣の顔ぶれが発表された。その主要閣僚の顔ぶれに接するにつけ、何か不安を覚えるのだが、心躍るようなことはまったくなかった。今や、安倍晋三の「敵」は、政界にあるのではない、もちろん民進党でもなければ都民ファーストでもない。ニセモノ…

嗅ぎ煙草(snuff)

■私は、太古の昔から「愛煙家」である。愛煙家というこのことばが好きだ。スペイン語では、普通の喫煙家のことをfumador といい、いささか度をこしたタバコ愛好者をtabaquistaという。私は後者の範疇に属するようだ。とくにニコチン中毒と言うわけではない。…

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