「7.29脱原発国会大包囲」デモの写真

7.29デモは、毎週決行されるデモの内の一つに過ぎないが、大きな関心を呼んだ。それにはいくつかの理由がある。ネット上で大きな動員を呼びかける訴えが沸き起こった。「アジサイ革命」と呼ばれる連続的なデモも、一つの転機を迎えようとしている。デモ主催者の意図はどうあれ、一つの運動体として新たなステップに乗り出さなければならないし、新たな行動形態を模索しなければならないということである。

それはともかく、「7.29国会大包囲デモ」は大きな前進であったと思う。歌あり、パフォーマンスあり、国会議員の連帯挨拶ありで、デモの参加形態は確実に多様化してきている。一方、参加した民主党議員への激しい追及もあった。また一番重要なことだが、参加者の間の対話と連帯意識の芽生えが感じ取れたように思う。私自身、国会正面前でシュプレヒコールに合わせて太鼓たたいていた。最後は、周辺の人々と笑顔で握手をして別れたのだった。参加者同志、気持ちが通じたように思えて、すがすがしい気分がした。

転換点を迎えつつある運動の思いは今しばらく置くとして、今日は、写真を幾つか紹介することにする。動画全盛の時代ではあるが。



      提供:正しい報道ヘリの会
国会包囲キャンドル・デモの様子が見て取れる(空撮)



国会正門前。日没が始まろうとするころ、人々がプラカード、ローソクをもって集まり始める。



正門前周辺では、警備の警察官との間で激しい押し合いが生じた。この周辺で逮捕者2名が出る。機動隊員が車の上から写真を撮っていた。証拠写真のため。



挨拶に立った民主党国会議員川内博史に激しく詰め寄る青年



反核」のバンドの演奏、国会図書館周辺にて。安保闘争の頃のフォークゲリラを彷彿とさせるが、聞き入る周辺の人々にちょっと元気がない。


反核」の歌

抗議行動には歌が必要だ。共通テーマをエモーショナルに共有できる歌、そして行動する仲間の連帯感を肯定し謳い上げる歌、この2つジャンルの歌が是非必要である。

反核」のテーマソングとして、様々な会場で、「ふるさと」がよく歌われている。この歌は、「反核」の心情にマッチしたよい歌である。これを様々な機会に歌っていきたいものだ。

2番目のジャンルの歌はまだない。かつて「反安保」の折には、森山良子と本田路津子の「今日の日はさようなら」という曲があった。
(森山良子バージョン: http://mp3juices.com/search/%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%81%AF%E3%81%95%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%E3%82%89
これもすばらしくいい曲であるが、やはり、今日にマッチした曲が欲しい。坂本龍一氏は、本気で「反核」運動に連帯するつもりなら、自分の特技を生かして、皆が歌える「反核」に連帯する気持ちを賛美する曲を作って見てはどうか?




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